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厄介なのは皮下脂肪

体脂肪は血中脂肪→内臓脂肪→皮下脂肪の順に減っていきます。

ダイエットされている方だけではなく、多くの方が気にされているのが体脂肪。
体脂肪計も広く普及してきており、日々ご自身の体脂肪率に一喜一憂されている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
さて、その気になる体脂肪。体脂肪とひとくちに言っても、全て同じように体に付いているのではなく、その付き方(付く場所)によって大きく以下の3つに分けられます。

血液をドロドロにしてしまうのが血中脂肪

先ずは『血中脂肪』です。これは文字通り血液中に含まれる体脂肪のことで、体脂肪計ではなく血液検査の中性脂肪やコレステロール値で数値が確認出来ます。
肉類や加工食品などで脂質を摂りすぎたり、逆に魚介類や野菜はほとんど摂らなかったりと、偏食傾向の強い食事を摂っていると増えやすくなります
バランスの取れた食生活を送るだけでも減らしていくことが出来ますので、まずは食生活の改善を図りましょう。

男性に多いビール腹の原因は内臓脂肪

次に『内臓脂肪』。これも文字通り内臓周辺につく脂肪のことで、分かりやすく言えばお腹周りにつく脂肪のことです。男性に多いビール腹はこの内臓脂肪の蓄積によるものです。
血中脂肪のように、食事での偏食が増加の要因にもなりますが、それに加えて運動不足なども大きな要因になります。
バランスの取れた食事を摂っていても、体をほとんど動かさなければカロリーは消費されません。本来であれば体を動かすエネルギー源である炭水化物や、筋肉などになるべきたんぱく質も、本来の目的で消費されなければ、この内臓脂肪などに変換されて蓄えられてしまいます。

二の腕やお尻、太ももなど、女性に多いのが皮下脂肪

最後に『皮下脂肪』です。皮膚の下に体を覆うようにつく脂肪のことで、体の様々なところにつきます。
この皮下脂肪は進化の過程で体温維持や飢餓時の栄養補給のためにつくようになったものですので、子どもを産むという機能をもつ(体を守らないといけない)女性につきやすいのが特徴です。
二の腕のふりそでや、お尻、太ももなど下半身のたるみなど、女性を悩ます原因の多くはこの皮下脂肪です。

以上のように、体脂肪は大きく『血中脂肪』『内臓脂肪』『皮下脂肪』の3つに分けられるのですが、ダイエットなどで体脂肪を減らそうとしても、全て同じように減る訳ではありません。これらはそれぞれ燃えやすさ(燃える順番)が異なるのです。

血中脂肪→内臓脂肪→皮下脂肪の順に脂肪は燃える

ダイエットし始めてまず最初に減る脂肪、それは血中脂肪です。血中脂肪はダイエットし始めてすぐに効果が出てきますので、見た目や体重に変化はなくても血液検査を行えば数値の改善はみられるでしょう。

次に燃えるのが内臓脂肪です。ダイエットは男性の方が一般的に早く効果が現れてくるものなのですが、これは目に見えない血中脂肪の次に減るのが内臓脂肪だからです。お腹周りという分かりやすいところについているため『減った!』という実感が得られやすのもこの脂肪です。

そして最後が皮下脂肪です。この皮下脂肪が燃えだすにはダイエットし始めて2週間から1カ月程度かかりますので(※個人差はあります)、根気よく継続的に行わなければ減らすことが出来ません。女性で『体重もウエストも減ってきたけれど、二の腕がなっかなか減らなくて…』という方が多いのは、皮下脂肪が最後に燃えるからなのです。
皮下脂肪が燃えるのは最後。焦らずに取り組みましょう。(^^)
皮下脂肪が燃えるのは最後。焦らずに取り組みましょう。(^^)
ダイエットでは体重など数値に一喜一憂しがちですが、数値に現れる前から血中脂肪は減ってきています。数値が減っていなくても腐らず継続すればお腹周りに必ず変化が見られるようになります。
そうなればあとは継続するのみ!続けることで必ず気になる皮下脂肪ともオサラバすることが出来るでしょう。

ダイエットは無理なく続けることが大事です。頑張ってくださいね!(^^)

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