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親が運動苦手でも子どもには関係なし!

運動神経の良し悪しは遺伝要素より環境要因が大きく関係します。

『私が運動苦手だから、この子も運動が苦手になるんじゃないだろうか…?』

幼い子供を持つ親御さんなら、そんな風に心配される方も多いかと思います。
ですが、ご安心ください。(^^)
運動神経の良し悪しには遺伝要素も関係してきますが、それ以上に環境要因が大きく関係するのです。
運動神経の良し悪しは遺伝より運動経験値に左右されます
運動神経の良し悪しは遺伝より運動経験値に左右されます。

運動神経の良し悪しは運動経験値に大きく左右される

走力や跳躍力など、体を動かす運動能力。これは遺伝要素より、その子が幼少期にどれだけの運動をしてきたか、といった運動の経験値が能力を大きく左右します。

幼少期に公園や野山で鬼ごっこをしたりかくれんぼをしたりといった、遊びの中での運動経験、その経験が大きく走力や跳躍力の向上に役立つのです。
鬼ごっこやかくれんぼといった屋外での遊びは、走るコースやスピードを決めたり、障害物をよけたりと、自分の体を自身でコントロールすることが出来るからです。こうして状況判断を自身で行いながら体を動かすことで、運動神経は磨かれ、また脳の発達も促されていくのです。

屋外じゃなくって体育館などの屋内でも一緒じゃないの?ともよく聞かれるのですが、屋内では基本的に床は平たんで障害物は少ないですし、スペースにも限りがあります。それよりは障害物の多い屋外で、そして広いスペースで自由に動き回ったほうが能力は伸ばされるのです。

また、特定の競技(スポーツ)を幼いうちから習わせるよりは、公園やアスレチックなどでの外遊びを満足にさせてあげた方が運動神経を全般的に伸ばしてあげることが出来ます

将来的にサッカー選手になりたい、野球選手になりたい、などお子さん自身が願っているのであれば別ですが、親御さんが『〇〇になって欲しい』と親の希望を押し付けるような形であればどうかやめてあげてください。

特定の競技を幼いうちから習うと、その競技の競技力は当然あがりますが、それ以外のスポーツがニガテになってしまうという事例は多々あります。

サッカーはめちゃくちゃ上手だけれどボールは投げられない。
野球はめちゃくちゃ上手だけれどボールが蹴れない。


そうならないためにも、幼少期は外遊び、もしくは多様な競技にたくさんふれさせてあげてください。(^^)

運動は教わるより自分で考えて体を動かすことが大事

お子さんの運動能力を高めるため、体操教室などに通わせれる親御さんも多くいらっしゃいますが、それよりは先に述べたように屋外で自由に遊ばせてあげた方が運動神経は向上します。

体操教室では、効率的に体の動かし方は教えてもらえますが、自分で考えて体を動かす能力は育まれません。とくに幼少期では、自分で考え自分で体を動かす、ということが大事なのです。

よく公園の遊具などで遊び方(体の動かし方)をお子さんに教えてらっしゃる方がいらっしゃいますが、気持ちは分かるのですがやめておいた方がお子さんのためです。(^^;
アスレチックであれば、どこに足や手を置けば進めるか、自分で考えることが大事なのです。

『ほら、ココ持って、ソコに足置いて、次はアッチ持って…』

このように親が指示してしまっていてはお子さんは自身で考えることが出来ません。
運動に限らず、指示がないと動けない子どもになってしまいます

失敗してもいいのです。失敗することで失敗しないための方法を自分で考え、成功への方法を自分で探っていくのです。
親が手伝った方が確かに成功は簡単に掴めます。でも、子どもの成長において大事なことは、成功を掴むことではないのです。成功を掴むためのプロセスを自分で考えることが大事なのです。

高いお金を払って体操教室などに通わせるよりは、どうぞ大きな公園で自由にのびのびと体を動かさせてあげてくださいね。
様々な運動経験を積むことこそが、運動神経を発達させてくれるのです。(^^)

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