カーリングのルール

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カーリングとは?


カーリングとは

カーリングとは、氷で出来たリンク(カーリングホール)の上を、4人ずつの2チームが円(ハウス)の中央(ティー)をめがけて石(ストーン)を滑らすように投げ合い、より中央に近づけたチームが得点を得るという競技です。
2つのチームの選手はそれぞれ交代でストーンを投げ合うのですが、単純に各自がティーに目がけてストーンを投じるのではなく、相手チームのストーンをはじき出したり、相手チームのストーンがティーに近づけないよう邪魔をするような位置にストーンを投じたりしたと、互いにかけひきを行いながら頭脳もしっかり使うところがこの競技の醍醐味です。この頭脳戦の要素が強いことから、カーリングは『氷上のチェス』とも形容されます。

カーリングの歴史

カーリングの歴史はかなり古く、500年近くも前のスコットランドでは現在のカーリングの原型となるような『遊び』が生まれていたとされています。
もともとの発祥の地はスコットランドですが、現在のルールの基となるものは今から200年ほど前、18世紀初め頃のカナダで確立されたとされています。その後はアメリカやスイス・スウェーデンなどヨーロッパの国々などにも広まっていきました。
他多くのウインタースポーツもそうであるように、カーリングもまた北半球の寒冷な地で人気の高いスポーツで、南半球の国々ではほとんど普及していません。

ストーン

直径30cmの円盤状に成形された石に投げやすいよう取っ手を取り付けたもので、石は水をあまり吸わない高密度な花崗岩が使われています。
ストーンに使用される石は採石される場所が限られているため、環境・資源保護の観点から20年に一度しか採石されないそうです。その為かストーンは非常に高価なもので、一個10万円以上もするそうです。(1チーム8個、2チームのセットだとなんと160万円以上!)
また、取っ手部分には両チームのストーンが判別しやすいよう、赤や黄などで彩色されています。
このストーン、重さは20kgほどもあるのでボウリングのように『投げる』ことはなく、各選手は氷上にストーンを置いた状態で持ち、ハックを蹴って前に進む勢いを利用して氷上を滑らすようにしてストーンを投じます。

ブラシ

昔はほうき状のものでしたが現在はほとんどデッキブラシ状のもので、このブラシで氷上を掃くことによってストーンの速度や方向を調整します。

シューズ

カーリングシューズの靴底は左右で異なっています。ハックを蹴り出してストーンを投じる時に前に踏み出している方の靴底は、氷上を滑りやすいようテフロンやステンレスで加工されていて、もう一方のハックを蹴り出す方の靴底は、逆に滑りにくいようにゴムなどで加工されています。
ただ、ストーンを投じる時以外は片方が滑りやすいと歩きにくいため、滑りやすい方の靴にはゴム製のグリッパーと言われる滑り止めを装着します。

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