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走る陸上競技の花形種目!最速を決める100m競走

100m競走のルール

100m競走とは

スタジアム(競技場)のメインスタジオ前で行わる、走る陸上競技の花形種目です。シンプルで分かりやすく、世界記録保持者は『人類最速』とも言われ、現在の世界記録保持者であるウサイン・ボルトは2009年にこの記録を打ち立て、以来10年近くも記録は破られていません。
ちなみに100mを10秒で走るということは、平均速度が時速36kmということであり、世界最高記録の9秒58では時速37.59kmにも達します。速すぎっ!
レーンの幅は1m22cmですが、以前は1m22cm or 1m25cm どちらかで良かったので、2004年以前に作られた古い競技場などであれば1m25cmのところもあります。

スタートについて


位置について(On your marks)→用意(Set)→号砲(ドン!)
位置について』の合図で片方の膝をついてスタート姿勢を取り、『用意』の合図でついていた片膝を浮かし、腰を上げて構えます。その後の号砲(ピストル)でスタートします。
これらの合図が出された後は声を出したり動いたりするような行為(ピクッと反応してしまうことでさえNG)は禁止されており、もしそのような行為があればスターターはスタートを中止し、違反行為をした競技者に警告・もしくは口頭での注意がなされます。
警告は同じ競技会で2回累積させてしまうと失格となり、その後の競技種目への出場資格がはく奪されます。(リレーなどが控えていても出場出来なくなります)
この日本語での指示は実際は学校の体育レベルでしかなく、競技会などであれば英語で指示されます。『位置について』は『On your marks(オン・ユア・マークス)』、『用意』は『Set(セット)』となります。

フライングについて

スターティング・ブロックを使ってスタートします。国際大会などではこのスターティング・ブロックに『スタート・インフォメーション・システム』と呼ばれる仕組みを行うセンサーがつけられ、スタートの合図から実際に何秒でスタート動作を行ったかを測定し、フライングしていないかを判定します。0.1秒未満であればフライングで失格となります。
フライングという表現は通称で、ルール上では不正スタートと言うのですが、一般的にはフライングという表現の方が認識されているかと思いますので、当サイトではフライングという表現を採用しています。

フィニッシュについて

フィニッシュ(一般的にはゴールとも言われる)とは、『選手の胴体がフィニッシュラインの垂直線上に達した時点』とされています。
胴体とは頭・首・手足を除いた部分を指し、一般的には胸部が最初に到達します。また、フィニッシュラインは最も手前(スタートした方に近い)側の端に達せばOKです。
大きな大会では、スリットカメラと呼ばれるカメラ(フィニッシュラインを通過する瞬間だけを写し取る特殊なもの)を使った写真判定システムが採用されています。

予選レースで選手が走る組の決め方について

短距離走は基本的に決勝レースに出場できる走る選手を決めるまでに複数回のレースを行います。
レースの回数は出場選手やレーンの数によって異なりますが、今回は『24名の選手が出場し、8人ずつの3組に分ける予選』という想定で、選手がどういう風に組み分けられるかを説明します。

選手に記録がある場合

高校のインターハイなど、参加するために各都道府県大会などでその選手が記録したものがあれば、その記録をもとに上位から順にA組→B組→C組、次はC組→B組→A組へとジグザグに組み分けしていきます。(ルール上も『ジグザグ配置』と言います)

参加資格(記録)の順位
A組 1位 6位 7位 12位 13位 18位 19位 24位
B組 2位 5位 8位 11位 14位 17位 20位 23位
C組 3位 4位 9位 10位 15位 16位 21位 22位

参加24名中、記録が1〜8位の上位クラスをピンクベース色、9〜16位の中位クラスをグリーンベース色、17〜24位の下位クラスをブルーベース色に色分けしています。
上表の横列が同走する組ですので、ジグザグ配置を行う事によって、記録の上位・中位・下位の選手達が偏ることなく配置されることがお分かりいただけるかと思います。
※組分けの『A組』『B組』『C組』は走る順番ではありません。この組分けが行われた後、走る組の順番を抽選で決めます。

選手に記録がない場合

競技をするのが初めてだったりして選手の記録がない場合は、抽選によってランダムに組み分けが行われます

選手が走るレーンの決め方について

ランキング
7〜8位で抽選
1
2
ランキング
1〜4位で抽選
3
4
5
6
ランキング
5〜6位で抽選
7
8
決勝であればその前の準決勝、準決勝であればその前の準々決勝、というように、そのレースの一つ前のレースでの選手ランキングをもとに走るレーンを抽選で決めます。
8人でレースを行う場合ですと、ランキング1〜4位の4人が真ん中の3〜6のレーンに入り、その中で抽選。ランキング5〜6位の2名が外側7〜8レーンに入って抽選、ランキング7〜8位の2名は内側1〜2レーンで抽選、となります。

選手ランキングとはルール上では『ランク付け』と表現されているもので、前レースでの成績をもとに選手を順位付けすることです。
例えば準決勝が『8人が1組となる3組で行われ、その3組の中から各1着と2着の2名で計6名。プラス各組3着以下で記録の上位順2名。あわせて合計8名が決勝進出』として行われるとします。
この場合ですと、各組の1着選手3名での記録を比較し、上位から1〜3位。各組の2着3名から4〜6位。各組3着以下での記録上位2名で7〜8位。このようにランク付けされます。
ここで注意が必要なのは、『ランク付けはただの記録順ではない』ということです。
例えばA組での1着選手よりB組の2着選手の方が記録は上だったとしても、2着選手は4〜6位の中でランク付けされるのです。

追い風について

100m競走は直線のみのコースのため、後方から追い風を受けるとやはり記録が伸びやすくなります。そのため、この追い風が風速2.0m(秒速2.0mに同じ)を越える状況での記録は追い風参考記録とされます。
追い風は『』、向かい風の場合は『』をつけた風速が記録に表記されます。
この風速などを測る風速計はコース中央の50m地点に設置され、スタート直後から10秒間の風向きや風速を計測します。

高地での記録について

海抜1000mを越えるような高地では気圧が低くなるため、空気抵抗が少なくなり100m競走のような短距離走では記録が伸びやすくなります。しかし追い風の場合とは異なり、高地に関しては明確な判断基準が設けられていないため、『高所記録』として『A』と記録されるものの、公正式な式記録として残ります。

世界記録 男子100m競走 歴代5傑

記録 名前 国籍 記録日
1 9秒58 ウサイン・ボルト ジャマイカ 2009年8月16日
2 9秒69 タイソン・ゲイ アメリカ合衆国 2009年9月20日
ヨハン・ブレーク ジャマイカ 2012年8月23日
4 9秒72 アサファ・パウエル ジャマイカ 2008年9月2日
5 9秒74 ジャスティン・ガトリン アメリカ合衆国 2015年5月15日

日本記録 男子100m競走 歴代5傑

記録 名前 記録日
1 9秒97 サニブラウン・アブデル・ハキーム 2019年6月7日
2 9秒98 桐生 祥秀 2017年9月9日
小池 祐貴 2019年7月20日
4 10秒00 伊東 浩司 1998年12月13日
山縣 亮太 2017年9月24日/2018年8月26日

世界記録 女子100m競走 歴代5傑

記録 名前 国籍 記録日
1 10秒49 フローレンス・グリフィス=ジョイナー アメリカ合衆国 1988年7月16日
2 10秒64 カーメリタ・ジーター アメリカ合衆国 2009年9月20日
3 10秒65A マリオン・ジョーンズ アメリカ合衆国 1998年9月12日
4 10秒70 シェリー=アン・フレーザー=プライス ジャマイカ 2012年6月29日
エレーン・トンプソン ジャマイカ 2016年7月1日

日本記録 女子100m競走 歴代5傑

記録 名前 記録日
1 11秒21 福島 千里 2010年4月29日
2 11秒32 高橋 萌木子 2009年6月7日
3 11秒36 二瓶 秀子 2001年7月14日
4 11秒39 坂上 香織 2004年6月4日
小島 初佳 2004年6月4日

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