大相撲のルールと決まり手の紹介サイト
決まり手/掛け手【2】
蹴手繰り(けたぐり)
立合いで立ったすぐ後に体を左右何れかに大きく開き、相手の足を内側から外へと払うように蹴りながら上体を叩くようにして、相手を前のめりに倒すことを言います。
三所攻め(みところぜめ)
相手の一方の足を『内掛け』か『外掛け』で攻め、もう一方の足を手で取り、併せて頭で相手の上体を押すか寄せて仰向けに倒すことを言います。
一方の足を『内掛け』もしくは『外掛け』、もう一方の足を『足取り』、上体を『押し』もしくは『寄り』、と相手の3か所を3つの技で攻めるのでこう名付けられました。
渡しこみ(わたしこみ)
『上手(うわて)』になった手で相手の太ももか膝を外から抱えるように持って引き、同時にもう一方の手で相手の上体を突くか、体をあずけるようにして倒すことを言います。
二枚蹴り(にまいげり)
相手の足首のあたりを外側から蹴ると同時に相手の体を吊り上げ、そのままひねるように投げを打って相手を倒すことを言います。『蹴り』『ひねり』『投げ』を同時に行う難易度が高い合わせ技です。
『二枚』とは足の膝から足首まで(すねとふくらはぎ)の外側のことだそうです。
小股掬い(こまたすくい)
『出し投げ』を仕掛けると、相手はまわしを掴まれているのと反対側の足を前にして倒れないようにこらえます。その足を内側からすくいあげるようにして相手を仰向けになるように倒すことを言います。
外小股(そとこまた)
投げ技をしかけたり足をひっかけたりして相手の体勢を崩そうと攻め立て、相手が倒れないように片足を前にして踏ん張ろうとしたところを、その前に出した足と対角にある手で外からすくい上げるようにして相手を仰向けになるように倒すことを言います。